顎下腺を摘出して三日目になります。
マーケターときどきヒーリングヒーラーのLANIです。
顎下腺手術って、(手術と聞いたらみんな怖い💦)
どんな感じなの?と不安に思いますよね。
顎下腺腫瘍で入院するまでの経緯まとめ
わたしが入院している病棟フロアは耳鼻咽喉科です。
病室のネームプレートの上には耳鼻咽喉科と書かれています。
四人部屋の窓側です。見晴らしはいいほうかな?
顎下腺とは唾液を作る工場のようなものです。
ちょうど顎のラインにあり、顎下腺もリンパ節の仲間です。
リンパ節って頭部だけでも200種類以上あるのだとか。
一説によっては300種という話もあります。
顔のリンパ節をマッサージすると
小顔になるとか、シミしわが目立ちにくくなるなどと言われています。
優しく皮膚を動かさないようにしないと、逆にしわになる可能性大ですけど💦
テスラーマッサージ器を使っているので、そんな心配は無用です。
この顎下腺とリンパ節が、どういうわけか膨らんで大きな腫瘍になりました。
原因は不明です。血液検査でも判明していません。
動くから良性と触診では判断されています。
細胞診でも普通のリンパ節とのことでした。
発生から約5カ月、病院を紹介されつつも、
大きくなった見た目が卵のような出来物は小さくなりませんでした。
小さくなったかな?と思いつつも何も変わりませんでした。
最終的には切って取り出す以外の方法はなかったのです。
入院準備と入院してからのこと
入院準備は誰に聞いても、入院したことがないからわからないというので、持ち物などはネット調べです。
病院からのパンフレットもありますが、細かい持ち物は人によって違いますよね。
使えるなーと思ったのは、100円均一の介護用品などです。
体拭きはたっぷり入っているので使いきることはないでしょうね。
アルコールの入ったウエットティッシュも意外と使います。
ボックスなしティッシュも枕元においておけるので使いやすいです。
ほとんどのものは100円均一で揃えられるので、便利な世の中ですね。
今の季節インフルエンザや、話題のコロナウイルスの危険性がありますので、殺菌は必要です。
面会時間は30分以内に!と張り紙がされているようでした。
また外出もうつってしまうと困るので、許可は出ませんでした。
基礎化粧品、歯ブラシ、バスタオル3枚、フェイスタオル4枚、
ヘアーブラシ、ヘアゴム、ハンガー2本
ウエットティッシュ、ボックスなしティッシュ、
ボディーシート、メイク落としシート、ドライシャンプー
リップエッセンス、ハンドクリーム、
使い捨てシャンプー、紙コップ、ストロー
洗濯洗剤、パックのお茶、ボールペン、
印鑑、クリアファイル、小さいピンチハンガー、S字フック
本、Wi-Fi、タブレットPC
3日分の下着と靴下、パジャマ、Tシャツ
☆持ってきてもらったもの☆
魔法瓶、スカート、ロンT、薄手のパジャマ
スティックのカフェオレ、パックのお茶5種入り
チョコなどのお菓子類
パジャマなのですが、購入時にちょっと考えていませんでした。
病院の室内温度を考えていなかったので、もこもこパジャマは暑いです。
自宅が寒いから、つい温かい方がいいと思ってしまったのです。
もこもこだと、汗だくだし、体温測るとやたら高くなってしまうから注意だわ。
病室は20度、湿度50
暑がりの寒がりなら、病室の温度を聞いた方がいいですよ。(;^_^A
病室では半袖で過ごしています。
もこもこパジャマは上着として着用しています。
ロンTも首が思いっきり空いてる方が楽です。
首から血抜きのチューブなどを取り付けますので。
スカートはトイレに行ったときに楽なんです。
点滴と一緒にトイレだと、なんかズボンを下すのが面倒。
そう感じたので、使ってないスカートを持ってきてもらいました。
魔法瓶は、洗面所に90度のお湯が出る蛇口があったので
お湯をもらって、お茶を飲んでいます。
バスタオルは枕に1枚使います。
もう1枚は手術前のお風呂に。
もう1枚は椅子のクッションとして。
フェイスタオルは顔や体などを拭くときに使います。
濡れたタオルは、ピンチハンガーやハンガーで乾かしました。
旦那さんが持って帰って洗ってくれるとはいえ、
濡れていると雑菌が増えますからね。
顎下腺手術当日のこと
顎下腺手術は、月曜日の午後でした。
3番目の手術となるので、時間はわかりません。
時間がわかったら行うオンコールオペでした。
オンコールとは、時間まで待機していること。
病室で待機していると、「そろそろ上着から着替えましょう」との声が。
13時にはそう言われました。
前日に渡された手術着と、着圧ストッキング、購入したT字帯を身に着けます。
T字帯って、手術の時に身に受けるふんどしのようなものです。
ずり落ちないかと心配になります。(;^_^A
手術室まで歩いていく途中には、様々な検査用の機械が置いてありました。
ロボットの展覧会を見ているような感じです。
病室を出たのは13時45分ごろでしたので、手術開始は14時のようです。
Bの手術室に入ると、先生方が待機をしていました。
7人チームなので7名いました。
「長くお待たせしましたね。」といわれつつ。
心の中は、ワクワクでした!!!(´∀`*)ウフフ
恐怖とかないんですよね~。
前日には、輸血、麻酔の同意書の説明を受けました。
手術当日に、手術の同意書を書きました。
もちろん副作用のこともありますけど、全然心配してません。
先生はスペシャリストですからね。
この心の持ち方って、現実に影響を与えるので重要です。
手術が楽しみで仕方ない♪
きっといい結果になる♪
安心できる♪
能天気である♪(笑)
わたしの世界は豊かで美しく優しい♪
すべて整っている!
さて、手術代に寝転ぶと、
あたたかい!!ポカポカしてる~!
あたたかすぎて、麻酔なしでも寝れそう(笑)
これ流産の手術の時は、台が冷たかったからびっくりしたんです。
「台どっちに向けますか~?」というやり取りも
手術台に寝転びながら見ていました。
左の首を切るので、ライトの角度とかがあるのかもしれません。
胸や指先に心拍とかを図る装置を付けて、マスクをして、
「麻酔はいりますよ~。」の声で、鼻がくささを感じます。
血管内に麻酔薬が放出され、瞬時に体をめぐります。
この時の独特の冷たさと麻酔独特の臭さ。
なれなーい・・・。
(*´Д`).。oO
そう思ったら。もう意識がありません。
コマンドはできていたのでしょうか?
顎下腺手術の後のこと おぼろげのいしきのなか卵を見た!
手術が終わると、麻酔の量を徐々に減らされ意識を覚まします。
意識確認を行います。
でもさー。
気持ち悪くて第一声が「吐きそう」でしたからね。
呼吸用のチューブが喉に入っていて、発声ができないのですが、気持ち悪すぎて💦
トレーにすぐ吐いたんです。といっても唾だけだと思う。
前日から絶食していますから、何も出ません。
呼吸用のチューブのことは事前にも説明されていますが、
意識がもうろうとしているとパニックになることもあります。
頭がぼんやりしていて、すっかり忘れてますので。
あと喉が詰まったような、変な感覚ですから。
※麻酔をしてから、カテーテルや呼吸を助ける管を入れました。
「早くこれとってー」とか言ってました。(笑)
ちょっと暴れた感じかも💦
で、そのあとに「取ったやつこれです。」って見せてもらいました。
これも事前に「とったやつ見たいです。」と言っておいたのです。
言わなかったら見れなかった。言っておいてよかった!
まるい!
ぷよんとしてる!
ガラスの入れ物に入ってる!
と、ぽやーっとしながら、そう思いつつストレッチャーで運ばれました。
手術後は安静にするということが大変でした
ゴロンと、丁寧にベッドに運ばれ寝かされました。
どうも具合が悪いと、枕の微妙な高さにもうるさい私です。
首の角度によって傷口が圧迫されるので、角度調節は大事だと思います。
この時点で吐き気がまだありました。
また、首が包帯でぐるぐるなため苦しく、緩めてほしかったのです。
「これ苦しい~。取りたい~。」と言ってました。
枕元に吐いてもいい入れ物がありました。
吐くのは唾液ばっかりです。
ティッシュに唾を取って枕元の入れ物に入れていました。
なぜかというと、唾液を飲むことができないからです。
喉が痛いんです。
傷口が縫い合わさっているので、
飲み込むときの筋肉の動きが苦痛を生みます。
扁桃腺が腫れて思いっきりイガイガしている感じなのです。
点滴に痛み止めが入っているので、そう感じるだけで済んでいました。
痛み止めがなかったら・・・。もっと痛むのでしょうね。
あとは、だらーんと弛緩したかのように寝ていました。
このベッドに横たわっている時間は、手術後から半日から一日くらいです。
私の場合は午後の手術でしたから、約半日ベッドの上で過ごしました。
午後の16時半には手術が終わっていたので、翌朝の4時半ごろまでベッドにいました。
このベッドの上にいる時間は、体の本能とも呼べる機能との戦いです。
まずは、風邪ではないのに乾いた咳が出て、唾液が出ます。
これが飲み込めません。喉を動かすのがつらいのです。
そういえばティッシュがあったんだ!と気づき、
ティッシュにとっては捨てていました。
そして今度は、めっちゃトイレに行きたい気分に!
ベッドに寝かされたときにも、
「トイレに行きたい~~!」
といったほどです。二回も同じこと言ってましたよ。
ですが、看護師さんにこう言われるのよ。
「カテーテルが入っていますから、ちゃんとお小水は出ていますよ。」
「手術後は絶対安静ですので、ベッドからは動けません。」
いやいや待ってください!!
残尿感がすごい!(;’∀’)
~心の声~
カテーテルで排出されていても、出してる感じしないし。
膀胱が尿であふれている感覚だし。
膀胱になんか入ってる感じがすごくあるー。
これは我慢ができませんでした。
もう、トイレに行きたい!って思いながら寝ていました。
ナースコールをしてもいいのですが、
トイレに関しては動いてはいけないので何もしてもらえません。
※ベッドから動いてもいい状態になって、
ふらつきがあるような場合は付き添ってもらえます。
点滴には鎮痛剤が入っていますし、決まった時間が来ないと新しいお薬は使えないのです。
多少の違和感も我慢してましたね。耐えられないというほどではありませんでした。
定期的に、体温を測りに来られて、点滴も四回ほど付け替えられていました。
途中から意識はあったのですが、一人でトイレ我慢大会です。(笑)
動いてはいけないのに、上半身だけ起きたりしてね。
朝が来るのが待ち遠しいのです。
朝の4時半頃に看護師さんの呼びかけで目を開くと、待ちに待った瞬間です!
「これからカテーテルを抜きます。」
「トイレまで行って、お小水を出してきてください。」
「めまいや吐き気がなければ自分で動いても大丈夫です。」
やったー!!
トイレに行ける!!(´▽`)Happy!
自分一人でトイレに行ける状態でしたので、介助は必要ありません。
排泄するという行為は尊いものなんだなぁ・・・。
トイレに行って、出し切ってすっきり出来るのよ~!
これって素晴らしいことじゃーん!
あれ?変なことを言っているように聞こえますでしょうか?
一人でトイレに行けるのは、とても幸せなことなのだと気づきました。
普段トイレには、行きたくなったら行けるものですからね。
当たり前が当たり前ではなくなった時、初めて気づけるものですね。
トイレに行きたいという感覚。本能といいますか、
これはお医者さんも看護師さんも説明できないことなので、知っていた方がいい気がします。
だって、実際に入院をしたことがなければ、尿道に管を入れた体験をしていないのですから。
入れることはあっても、入れられたことはないみたいな・・・。(;^_^A
これは患者になってみないと分からないものなのです。
患者側になったドクターの記事とかを読むと、やっぱり手術を怖く感じたり、
患者側の視点とドクターの視点は違うんだと気づかれるようです。
トイレに行ってすべて出したい・・・。
という切ない思いが(笑)少しでも伝わったらいいのですが。
手術後の絶対安静はトイレに行けません。(*´Д`)
他の日に手術を受けた方も、ナースコールをして
「トイレに行きたいのですが・・・。」と伝えていましたが
残念ながらこのように言われていました。
「絶対安静ですから、一日は動けませんよ。」
「カテーテルからお小水ちゃんと出ていますから、大丈夫です。」
「朝になるまで待ってくださいね。」
わたしも同じ気持ちだったわ。めっちゃわかるー!!
このトイレに関する共感力すさまじい!
もしもあなたが、尿道にカテーテルを入れるようなことになったら、
残尿感だけは我慢してくださいませ~。
つらい気持ちわかりますよ~~!!
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