2021年某日。
郵便受けには、オレンジ色のA4サイズの封筒が入っていました。
いままでに届いていた封書類と、は明らかに違う感じです。
どこから来たものかを見てみると、日本骨髄バンクと書かれています。
受取人は、旦那さん。
なんと、うらやましいのでしょう。
マーケターときどきヒーリングヒーラーのLANIです。
骨髄バンクからドナーコーディネイトのお知らせが来たぞ
封筒のなかには、いくつかの同意書や問診票のようなものが入っていました。
ドナーが何を行うのか、描かれた冊子も入っています。
骨髄バンクのホームページを見ると、マンガなどで分かりやすく説明されています。
骨髄バンクは、ドナー登録をしていれば、患者さんとHLA型があっている場合、自宅に通知が来るようになっています。
旦那さん、いつの間にか住所の変更手続きをしていたのですね。
もし、変更をしていなければ、実家のほうに通知が行っていたでしょう。
※転居や結婚などで苗字が変わった場合には届け出て、新しい住所や苗字に変更してくださいね。
そうしないと通知が届かないことがあります。
ドナーは、手術までのコーディネイト（打ち合わせ）を行っていき、手術の日程を決めていきます。
手術の日程が決まれば、最短二泊三日の入院になります。
全身麻酔をして、骨盤の後ろ側の骨から骨髄を取り出します。
骨髄は、白血病（血液の病気）にかかってしまった患者さんの治療につかわれます。
白血病は、急性や慢性などがあり、早めの骨髄提供が望まれます。
ドナーが見つかる確率はまだ低い？
適合するドナーは、親類以外では数百～数万分の1とも言われています。
旦那さんが、ドナー登録を申し込んだのは20歳くらいの頃だったので、十年以上昔になります。
なので、通知が来るのは、宝くじに当たる確率のようなものかもしれません。ドナー登録後に、すぐに通知が来る人もいるようです。
もしも、ドナー登録者が増えれば、見つかる確率も増えそうですね。
このドナーから提供された骨髄を移植された患者さんは、新たな血液を作ることが出来るようになるのです。
そして、人生がまた続いてゆく・・・。
そんな誰かを助ける提供が出来るなんて、うらやま・・・。
違った。素晴らしい！素敵すぎる！
ドナーコーディネイトの問診表を書いて送付しました。
問診表はかなりの量があります。
たとえば、放射能除去に加わっていた人は、その期間を書く必要があります。
持病や病気に罹患している場合も、現在の体調や通院歴、いつからいつまで薬の服用をしているのかなどを細かく書きます。
旦那さん、どうしてもドナー提供をしたかったらしく、「病歴なし?」と言うのです。
いや、あなたは、めまいが治ってないし、もう二年目だか三年目突入でしょうが。これを病歴と言わずになんというの？(^^;)
そして毎週、疲れが出ると倒れてるよね？正直に書いた方がいいでしょう。
ドライアイの目薬を使っていることや、毎年花粉の季節にはアレルギーの薬を使用しています。
もうそろそろ、処方してもらう季節だね。
しっかりと、いまの体調や通院の有り無しなど細かな現状を書いて送りました。
この封書が届いた後は、どうなるのかしら？
骨髄取るのって痛いの??そりゃ痛くて発狂ものよ。
いいなー。わたしも提供できるものがあるならしたかったなー。
( ˘•ω•˘ )いまは献血すらできない血液のがんだからムリやもんね。
ぶーすか言っていると、旦那さんはこんなことを言いました。
「骨髄提供の注射って痛いのかな？」
痛いに決まってるじゃん！！(；ﾟДﾟ)かゆかったら楽だわよ！
全身麻酔だから、その間は痛くないだろうけれど、ボールペンの芯くらいの注射針を数十か所から百か所ほど骨に刺すのよ。
わたしも骨髄を調べるために注射したけれど、痛くて握ってるベッドのパイプ曲がるかと思ったもん。
「！！！！っ」大声で叫んでもおかしくない痛みでした。
部分麻酔が全然効いてないし、麻酔を追加したけど痛すぎだったわ。(;^_^A
骨髄の検査で、数か所骨に穴をあけて、骨髄液を取り出している間は、地獄かと思ったもん。
ちょいちょいって、長い綿棒についたイソジンで消毒したのよね💦
ぎゅっと目をつむって、横たわったベッドの柵をぎゅーーーーー！！！！！！
手に爪の跡が残ってました。本当に痛かったのよ💦
骨折をしたことがあるならわかると思うけど、その痛みがちょうど骨盤に来たと思えばいいです。
(;^ω^)腰痛が骨に来た痛みも似てるかもね。鈍痛もすごいよ。
意識があると余計に、痛みを感じるので、全身汗びっしょりになりました。
その痛みを、全身麻酔をするとはいえど、受けるわけですよねぇ。
提供する人は、すごいですよ。本当に。
ドナー登録は健康ならできるけれど、提供できるかどうかは別の話です
数日後に、再びオレンジの封筒が届きました。
開封してみると、ドナーコーディネイトは終了いたします。と丁寧に書かれていました。
なぜなら、いまの体調ではドナーになるのは難しく、提供した場合に症状が悪化してしまう可能性が示唆されていたのです。
(^-^; 悪化するとか全然脳裏にありませんでした。
そして、通院やカウンセリング、投薬が必要なくなって１０年ほどたっていた時には、再びドナーとして検索されるとのことでした。
いったん、ドナーとして検索から外れることになります。１０年後・・・めまい治ってるかしらね？
ドナー登録は健康な方なら登録は可能ですが、時間とともに体は変化していくので、もし登録後に何かしらの疾患や病気を発症していた場合は提供はできない決まりとなっています。
なるほど！提供できない疾患のことはホームページに詳しく書かれているわ！
こんな機会がなければ、ドナーについてあまり知ることがなかったかもしれません。
「１０年後でも、ぎりぎりだけど人を救うんだ！」と言っていますが、少々凹んでおります。
旦那よ、元気出せ。(´・ω・`)提供するには年齢制限あるからね。
ドナーになるのは素晴らしくかっこいいと普通に思っている
ドナー登録をすることは、誰でもできることではありません。
選ばれたり、選ばれなかったとしても、まずは自分のリスクを考えるからです。
痛み、感染症、死。
昔よりもリスクは低くなったとはいえ、自分のことですから少しは考えると思います。
(うちは、ちーっとも考えてません・・・。でなければ、すごいじゃん！と喜びませんって。）
誰かの人生が、もっと明るくなったり、もっと素敵になったらいいじゃん！って考えなんですよね。
人生は、とことん幸せになったらいいの。
「ドナーになることもスゴイこと！」そういう考えを持った人が増えたら素敵でいいなー♪(´▽｀)
さいごに、骨髄提供について調べて思ったこと
実は、血液の病気では悪性リンパ腫のほうが圧倒的に多いのですが、なぜか白血病のほうが有名です。
この文章面白いです！【なぜか】で笑いが・・・。
ドラマの影響かしらね?読んでそう思いました。
星の金貨しか思い出さないけど。(笑)
漫画だったら、薄幸の美少女や美人薄命と相場が決まっているのよね。
悪性リンパは出てこないなー。
私も血液のガンですが、そう言うと「白血病なの?」って言われちゃうぐらい、ひとまとめにされます。白血病とはちょっと違うのよね。
・悪性リンパ腫は、血液がんの一種で、白血球の一種であるリンパ球ががん化したもの。主にリンパ組織で発生します。
・白血病は、血液細胞（赤血球、血小板、白血球）が骨髄でつくられる過程で、がんになります。
どちらも血液のガンです。でも細かく言うと違うのよ。
は！Σ(￣□￣|||)
まさかね・・・。
白血病 = 薄幸の美少女
悪性リンパ腫 = メタボのおっさん
って、イメージで見てません??
全然そんなことありませんからね！
美人薄命や薄幸の少女という言葉がは昔からあるので、そっちの方が話題にしやすいのかもですね。
１０年後も、楽しく生きててやりましょう。(^▽^)/
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